うんち君のこぼればなし
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キティちゃん

 くだらないことばかり考える。私の言語中枢はダジャレを基本に成り立っているようで、妻にも蔑まれるし、自身でも、あまりにもつまらないことをどうして言ってしまうのかといつも反省をする。口寂しさからか、目の前に食べ物があればあるだけ口に入れ続けてしまう人のように、何か思い付いたら、それが面白かろうが面白くなかろうが、全てを口に出さずにはいられないようなところがある。くだらないダジャレの垂れ流しは身の破滅だと思うので、自重しなければいけないと時々気を引き締めるのだが、気が付けばまたどうしようもないことを口にして、妻に馬鹿にされる。

 みっともないんだが、いくらか紹介してみる。

 少し田舎の方へ行ったとき、ちょっとした花畑があった。基本的に名前を知っている花の絶対量が少ないので、そこに咲いている花の種類も当然のごとく分からなかった。結局、その花畑を『なんの花畑』と名付けて喜んだ。

 レストランなどへ行ったとき、太ったウェイトレスがいると、「あれはウェイトレスではなくて、ウェイトフルだなあ」と思う。

 友人が「タバスコの原材料ってなんだ?」と訊くので、「タバス」と答えた。「オイオイ、小麦粉じゃないんだから」と突っ込んでもらって喜んだ。

 ある店の看板に“カーテン”と“カーペット”の文字が縦書2列に並べて書かれていた。その上に横書きで“激安”と書いてあったので、「“激カーテン”、“安カーペット”」と全部縦に読んで喜んだ。

 『耳が曲がる音』、『鼻をつんざく臭い』、『臭いもの嗅ぎたさ』、『彫りの広い顔』などと慣用句やことわざをいじって遊ぶ。

 食事の前に、「いななきまーす、ヒヒーン!」と言ってから食べ始める。

 『いちもつ模様』とは、いやな模様だなあと思ったりする。

 厳密にはダジャレという範疇から逸脱しているものもあるが、要するに言葉をいじくって遊ぶのが好きなのである。とても幼稚なのだが、好きなのでしょうがない。

 で、最近ちょっとキティちゃんについて思いついたので、すぐ落書きをした。それを今回ちゃんと描き直してみた。パロディなんだが、こういうものは著作権に触れるのかも知れない。「キティちゃんのイメージを著しく傷つけた」などとサンリオに訴えられると困る。「サンリオとディズニーは敵にまわさない方がいい」とジャンク阿津又氏も注意してくれたが、ここは意を決して載っけてみよう。そもそもパロディは元が有名だから成り立つのだ。サンリオもいちいちこんなものにめくじらを立てるような小さい器量ではなかろう。だいたい、私はキティちゃんの体を心配して書いているのだ。キティちゃんが誕生して随分になるが、ちょっと前のあのキティちゃん大ブームの凄まじさは、まさにキティちゃん誕生以来の異常事態と言ってもいいぐらいだと思う。どこへ行ってもキティちゃんで、いくらなんでもあれでは働き過ぎである。間違いなくキティちゃんは過労気味のはずだ。表面的には明るく健やかに頑張っているが、家に帰れば疲れ切った体を栄養ドリンクで無理矢理元気づけているに違いない。

 みんながキティちゃんをいたわる気持ちを持つように願って、この作品を捧げます。だから、サンリオさん、怒らないでね。







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