フランク・フリップ
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レッド・ツェッペリン 〜Led Zeppelin〜

 世の中にツェッペリンファンは多いだろう。クリムゾンファンなんかよりは随分たくさんいるに違いない。だが、私はこれといってファンではない。では、なぜここでツェッペリンを取り上げたのかというと、ELPからの青池保子繋がりなのである。『イブの息子たち』にもいくらか出ては来るが、『エロイカより愛をこめて』でメインになったエロイカ一派は、ツェッペリンのメンバーがモデルであることは有名な話である(これらの漫画は私が買い集めたものではない。実家では姉が持っていたし、現在は妻が持っている。結構面白いので、暇つぶしに読んだのである。念のため)。金髪をなびかせるエロイカはロバート・プラント(ロバート・プラネットじゃない。ザッパファンならわかると思うけど)。ジェームズ君はジミー・ペイジで、ボーナム君はそのままジョン・ボーナムだが、はて?もう一人いるはずなのだが誰だったろうか。

 バンド内で最も地味なジョン・ポール・ジョーンズ。再結成に混ぜてもらえなかったジョン・ポール・ジョーンズ(詳しいことは知らないから、ほんとは自分の意志で混ざらなかったのかも知れないけれど)。最近、DGM(ロバート・フリップが設立したレコード会社)にやって来たジョン・ポール・ジョーンズ。彼がモデルになっているはずのキャラクターの記憶がない。しかし、よくよく捜してみたら、そのままジョン・ポール君というキャラクターがいた。モデルとは髪型もまったく違って、作者も全然似せようという気がないことが明らかである。そもそも滅多に出てこない。自分がモデルになったキャラクターまでもがほとんど存在感なしとは、なんだかとてもかわいそうなジョン・ポール・ジョーンズ。

 私がツェッペリンの存在を初めて知ったのは中学3年の時である。ジョン・ボーナムが死んでしまってツェッペリンが解散すると決まったとき、教室に大騒ぎしながら駆け込んできた奴がいた。

「ツェッペリン、解散だってよ!解散!」

 この男はかつて、「おーい、糞がどんどん溢れてきてるぞー!」と大騒ぎしながら教室に駆け込んできた奴と同一人物なのだが(「地獄を見た日」参照)、うるさくて私は苦手なのである。

 それにしても、ドラマーは早く亡くなり易いものなのだろうか。ツェッペリンのジョン・ボーナム、フーのキース・ムーン、トト(カタカナで書くと変だ)もとい、TOTOのジェフ・ポーカロ、それからレインボー、ELパウエル他のコージー・パウエル。ついでに書くと、ベンチャーズのドラマーの人も一人だけ先にお亡くなりになったし、日本じゃスカパラのドラマーの方もちょっとひどい亡くなり方をしている(竹中直人と「ドラム寿司」なんていうコントを楽しくやっていたのに)。

 さて、ファンではないとはいえ、私も一応一通りは聴いている。だが、どうにも前期のものは面白くない。私が楽しめるのは『フィジカル・グラフィティ / Physical Graffiti』と『プレゼンス / Presence』ぐらい。再結成と言える、ペイジ&プラントは良いと思う。なのに、魔が差して『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』という前期ツェッペリンのライブLDを買ってしまった。1976年の劇場公開用映画だそうである。あまり楽しくないので、見ながら寝てしまったりするのだが、なんとか2回は見たと思う。このビデオの中で注目すべきは、『できるかな』でおなじみの『のっぽさん』似のジミー・ペイジが、あのソ連の電子楽器、『テルミン』まがいの機械を使っていることである。アンテナが一本しか立っていないところが本家の『テルミン』とは違うのだが、まさに、ありとあらゆる音楽のエッセンスを取り入れようという姿勢のあらわれとは言える。あまり面白い演出とは思えないけれど。

 それにしても、この映画の中でどうにも気になって仕方がないことがふたつある。ひとつはジョン・ポール・ジョーンズの髪型。どうして?と思う。そしてもうひとつはロバート・プラントのムチムチの体。ウチの奥さん風に言うと、「お肉たっぷり」なのである。おっぱいがちょっとぷるぷるしたりして、また、彼のポーズがなんとも妙にクネッとしていて、ファンの方には申し訳ないのだが、結構気色悪いのである(私の体もあまり人のことを言える状態ではないのだが)。やっぱり、ロック・スターは痩せてないといけないのかなあと、深く考えさせられる(ほんとは全然深く考えていないけれど)。

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