フランク・フリップ
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ビートルズ 〜The Beatles〜

 なんといっても天下のビートルズである。さほど詳しくもない私が今更なにを書いたものかちょいと考えてしまうが、ビートルズを項目立てするかどうかはこのサイトへのアクセス数に大きな影響を与えるに違いない。特に海外のお客さんにとってはアルファベットのタイトルだけが頼りなので、文章はともかく絵の方は気合いを入れて描かねばならない。でも、もちろん文章をおろそかにするつもりでもない。

 といいながら、最初の話題はこれ。ビートルズといえば、似て非なるものに“ずうとるび”があった。その構成メンバーをあげて行くと、今や笑点の座布団配りでおなじみの山田隆夫、現在は俳優の新井某(下の名前が出てこない)、それから江藤ってのもいたし、あとはアパッチけんに、アゴ勇、桜金造、と、いつのまにやら“ハンダース”とごっちゃになってしまうってことはありませんか?ないかな。そもそも“ずうとるび”やら“ハンダース”なんて若い人には付いて行けない話題だろうが、そんなことではビートルズの話題にも付いて行けない。なんて話は、余談にも程があるからこれでお終いである。

 さて。今やビートルズも生き残りが2人になってしまった。と、この話題が拡がって行くわけではなくて、ああ、2人なんだなあと感慨に浸ったところでお終いである。

 さて。ビートルズが解散したのが1970年で、私などはまだ“よっちゅ”だったので、当然彼らの音楽を聴いていたわけもない。おそらくそれから2,3年後、デパートの中で流れていた『レット・イット・ビー / Let It Be』を耳にして、なんて良い曲なんだろう、と感動したのが人生最初の意識的な洋楽体験だった。アルバムとしての『レット・イット・ビー / Let It Be』は、兄が買った初めての洋楽アルバムだったと思うが、他のアルバムに比べて全体にムーディな感じがして私は好きである。最後の追い上げ的なジョージ・ハリスンの活躍振りもなかなか良い。かなり以前、日本国内でのビートルズ名曲アンケートランキングみたいな番組をやっていたが、当然1位だと思っていた『レット・イット・ビー』は2位で、1位は『イエスタデイ / Yesterday』だった。私はあの曲は実にどうってことないと思うのだが、世の中一般の事なのでよくわからない。実のところ、現在私がビートルズの曲中で一番だと思うのは、『アイ・アム・ザ・ウォルラス / I Am The Walrus』、次点が『ア・デイ・イン・ザ・ライフ / A Day In The Life』(ポール・マッカートニー作曲の部分を除く)であって、さすがのジョン・レノン、常人では真似の出来ない神秘的な仕上がりだと思う。

 ジョン・レノンとフランク・ザッパはお友達だった。偉大なアーティスト同士、尊敬しあう仲だったようだし、ステージで共演もしている(その様子は両人のアルバムでそれぞれ聴く事ができるが、私からすると「どうだかなあ」という感じ)。政治的な色合いが強いあたりも共鳴するところがあったのだろう。リンゴ・スターも多分お友達で、『200モーテルズ / 200 Motels』というザッパのくだらない(そうな?)映画にザッパヒゲまで付けて出演してくれている(既にザッパの身内的言い方だ)。ビートルズが『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド / Sgt. Pepper's lonely Hearts Club Band』においてザッパ(正確にはマザーズ・オブ・インヴェンション)の『アブソルートリー・フリー / Absolutely Free』のコンセプトをパクったというので(ザッパ側の勝手な思い込みなのかも知れないが、私にはよくわからない)、次の『マニー / We're Only In It For The Money』では『サージェント・ペパーズ…』のジャケットをパクリ返した(面白いけど、お下劣の極み)という経緯があったとしても、お互いがいがみ合うような関係ではなかったのだ、きっと。

 実はキング・クリムゾンに対しても、ビートルズは極めて大きな役割を果たしている。「クリムゾンなど知らん」、という人からするとどうでもいい話だろうが、まあ聞きなさい。

 ロバート・フリップはクールでインテリっぽく見えるが、実際、大学へ進んで不動産経営の学位を取り、父親の仕事を継ぐというお堅い選択をするつもりだった。ところがある日、カーラジオから流れてきた曲を耳にした瞬間、強い衝撃を受け、結局それが彼を音楽の道へ進ませるきっかけとなった。その曲こそ、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド / Sgt. Pepper's lonely Hearts Club Band』だった。

 デビュー前のクリムゾンは練習曲としてビートルズの曲を弾いていたというし、まったく質の異なるように感じる音楽でも、それらが持つパワーという点では皆共通していると、フリップは語っている。エイドリアン・ブリューのジョン・レノン好きはあまりにも度が過ぎていると思うが、彼がどんなに真似をしてもやはり本家のジョン・レノンの魅力には遠く及ばない。意識的に似せているのか、そうでなくても勝手に似ちゃうのかは知らないが、もう少し彼独自の方向性を強めないと、ブリュー嫌いの人達につけ込まれるだろうに。ちなみにトニー・レヴィンは、ビートルズ時代ではないが、ジョン・レノンのバックで演奏していた経験もあるらしい。それなりの歳だから不思議でもないか。そんなわけで、クリムゾンとビートルズも全く無縁というわけではない。といってもビートルズ側からすれば、影響を与えた数多くのミュージシャン達の一部ということに過ぎないだろうけど。

 てなことで、こんなところかなあ。書く事ないなあ、ビートルズ。そうそう、『レット・イット・ビー』のフィルムの中で、ビルの屋上で風に吹かれながら『ゲット・バック / Get Back』なんかを演奏するシーン、あれは格好良いね。貫録を感じます。

(やっぱり文章がおろそかになったか?絵の方も結局いつもレベルでした)

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